iPod や iPhone, Google, Twitter… どれも世界中の人に日常的に使われている道具だ。そして使う人が初めて触れる部分はどれも、とても単純明快にまとめられている。 iPod は操作ホイールとリスト画面、iPhone は画面のアイコンと前面ボタン、Twitter は発言リストとフォーム、Google はど真ん中の検索窓。けれどもこれらのサービスは決してわずかな機能しか備えていないわけではなく、さまざまな使い方ができる。多機能ながら意図的に単純明快さ、シンプルさが追求されているんだ。

また、機能的な要素が求められる分野で活躍してきたデザイナーの言葉からも、シンプルさが重要だということを知ることができる。20世紀のモダニズムを代表する建築家ミース・ファン・デル・ローエの “Less is more.” またブラウン社の家電製品でよく知られているプロダクトデザイナー、ディーター・ラムスの “Less, but better.” どちらもドイツ人のデザイナーで “Less” であることがいかに大切かを表す言葉として有名だ。

なぜ多くの人に受け入れられるサービスはシンプルなのだろう。そしてなぜそれが良いとされているのだろう。それは美しさ、格好の良さから言われているのではない。シンプルさは使いやすさ、言い換えるなら機能性を高めるために不可欠な要素なんだ。それは次の4つの理由から見ることができる。

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Mac OS X Dashboard の欠点は、通常時に全く見えなくなってしまうこと。これは言い換えると、自分が今どんな道具を使えるのかを Dashboard に切り替える前にいちいち思い出さなければいけない、ということだ。しかも Dashboard 内ではウィジェットをいくつも追加できるから、見えない場所に機能を抱え込んでしまうことになる。どんどん頭で覚えておく負担が大きくなるわけだ。無意識でもそれが嫌で Dashboard を使わない人は多いんじゃないかな。

でもそれらの欠点を無視できるような使い方をすれば、必要ないときには隠しておきワンアクションで表示できるという特徴を利用して便利にすることができる。そのコツを2つ挙げてみると

  • 定期的に必ず使うものを選ぶ。あなたが Mac で行う決まった作業をサポートするウィジェットを選ぼう。「あると便利かも」よりも「いつも必要ではないけれど必ず使う」ものの方が Dashboard には適している。意識的に覚えておかなくても良いくらい習慣になっている作業を考えてみる。
  • 数を制限する。人が一時的にひとまとまりのものを覚えておける数は 5 〜 9 つが適していると言われている。通常のアプリケーションをひとつとして数えると、最高でも「9 - (常時起動するアプリケーションの数)」くらいのウィジェットに絞るといいだろう。個人的には3種類までがおすすめだと思います。

また、Dashboard にはウィジェットをデスクトップに常時表示させておける機能がある。ここで公開しているタイマーソフトの Minutes には特に便利だ。時間に追われている状況などで設定時刻までどれくらいかをいつも確認することができる。(この方法はウィジェット開発者のために用意されている機能で、ずいぶん前から様々なサイトで紹介されているものですが Minutes のサポート情報としてご紹介します。)

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最初のバージョンでは、素晴らしいプログラマさんの力を借りて Dashboard にふさわしいダイヤルインターフェースを作ってみた。

次のバージョンでは、音作りのアーティストの力もいただいて、ビジュアルと音と機能が組み合わさった体験を生み出せた。

そして次の Minutes が動き出す。今までとは全てが違う体験。完成まではしばらくかかるけれど、乞うご期待。

そして、ここで紹介できるプロダクトは Minutes だけじゃないんです。

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