有機ELテレビと対面
October 4, 2007 6:36 pm

強烈な性格を持つ、夢を抱かせてくれるようなものが好きだ。だから、たいていの家電には興味が無い。細かな性能差なんかどうでもいいんだ。暮らしに大切なのはフィーリング。
そんなことを豪語しているとかの御方が「佐々木さんは、買わないの?」と言ってきた。ソニーが発表した有機ELテレビXEL-1の話だ。やめて。いつもその手でプレッシャーかけてくるのは。確かに最近のソニーの製品の中では気になるが、とにかく実物を見ないことには話になるまいよ。
午前10時過ぎ。CEATEC会場についてすぐ、でかいソニーブース発見。わーいダッシュ。気取った発音のナビゲーターを尻目に、ずらっと並んだXELを拝見。

実物はとても可愛らしい感じ。画面はMacBookよりもひとまわり小さい。パッと見「ちっせ!」なのだが、画面にムラが無いので少しびっくりする。輪郭は明らかにくっきりしていて明るい。そして、斜めから見ても色合いは変わらず…紙が貼り付いているかのようだ。それが動いているから新鮮。写真では表現しきれないのがツライところ。これが有機ELなのか。スタッフの方に聞くと、ディスプレイの寿命(輝度が半減するまで)は30000時間だそうだ。「一日8時間見るとして、10年くらいですね」と教えていただいた。十分なんじゃないか?
ただ気になったことが2つある。まず画の色合い。良く言えば鮮やかだが、個人的にはナチュラルで上品な色合いの方が好み。原色に近い色になると目に痛い。色合いの好みが合わないとストレスを感じる。もうひとつは、ボディの塗装や仕上げが気になる。写真では映り込んだ景色が波打っているけど、前面のフレームも塗装の波打った感が一見して分かる。これはどうにかならないのだろうか。そしてパネル背面に見えるビス?の跡(写真には写っていないが、背面上部に3つ存在する)。このディテールはちょっといただけないなあ。

でも細かいところは抜きにすると、全体の印象としては素晴らしい。初代ウォークマン時代を彷彿とさせる(いい意味で)無骨な黒のボックスと、鏡面仕上げのアーム。このハイブリッドさ。たまらんです。外観はいちいちシャキッと直線で、要所(アームのみ)が曲線、要するに和の趣があって良い。そして、小さな中に収まった先端技術。これも日本的。たまらんです。
家に余計なものを置きたくない。テレビのせいで、雑多な色や情報が部屋を支配するのは、とても我慢がならない(だからテレビは持たない)。でもこの小ささだと、それも気にならない。そして、新技術として最初のモノが欲しい。こんなひねくれた嗜好を持つ僕なんかには、まさにうってつけのテレビではないか!
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